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2017年04月11日

理事長ご挨拶


NPO法人歴史の町山口を甦らせる会は、平成19年にNPO法人デジタルアーカイブやまぐちと合併し、さらなる機能充実を行いまして歴史の町山口市の未来を展望した「まちづくり」活動をしている法人です。主な事業として現在、山口市菜香亭管理運営業務を中心に活動を行っているところです。

 私達が日々暮らしている山口市一帯は、今から500年以上前の室町時代に「西の京」として大内氏が山口市を中心に関西以西から九州の福岡県地方に至るまで治め、栄えていたという歴史があります。大内氏の系図は韓国百済の琳聖太子を始祖に代を重ね、その間にスペインよりのサビエルや雪舟が訪れたこと等から、歴史上の人物が実際に来山していることで当時が偲ばれるのではないかと思います。また、その時代は町民も農民も武士も仲良く明るく輝いていたということもありまして、なにも否定するものなどなく瑠璃光寺五重塔や多くの歴史的な宝物が長い年月を経て明治維新も駆け抜け、宝物を今に伝えられて来たのだと考えます。
 
 山口市菜香亭にご来館頂きましたお客様には、その一端をご説明させて頂きながら、遥かなる大内文化の歴史に私達とご一緒に想いを馳せて頂ければ幸甚です。

 また、私達NPO法人は、有形・無形の別なく多くの宝物を大切に未来に引き継ぎ、そしてその歴史そのものや空間を引き継ぐ重大な使命があると思います。

 故に、多くの宝物を大切にしながら今後山口のまちづくりに多岐に亘った提案や事業展開を行い、更なる500年先に向けた「一千年の西の京」の実現を夢みながら、これからの山口市のまちづくりデザインの一翼を担える存在として、日々新たな気持ちで精進をして行く所存です。 今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。

特定非営利活動法人 歴史の町山口を甦らせる会
理事長 入交 知則
【歴山会についての最新記事】
posted by ほたる工房 at 09:17| 歴山会について

2017年03月25日

一の坂川

○「一の坂川」映像制作・上映普及事業

山口市街地を流れる一の坂川は、山口の歴史を通じて大切な役割を担ってきました。中世、守護大名大内氏は京の鴨川に見立ててまちづくりを行ったといわれ、源流のある「一の坂」は近世の御成り道「萩往還」第一の難所で、かつて銀山がありました。国の天然記念物・ゲンジボタルの生息条件を考慮したホタル護岸による改修が施され、地域住民や学校、行政が一体となってホタルの保護飼育・放流活動が続けられています。

山口市のシンボル的な川として、四季折々の自然・イベントを通じて親しまれており、むかしの風情を残し、都市の営みに自然を添え、季節を映し出す流れには、山口の歴史が織り込まれています。

歴史・自然・治水を通して山口のまち・くらしに深く関わってきた「一の坂川」について、映像としてまとめることにより、記録にとどめ後世に伝えるとともに、河川文化や景観・環境保全、川との関わりについて見つめなおす機会を提供することを目的とします。

「山口 一の坂川 〜歴史をつむぐ流れとともに〜」
(2014年3月/本編 38分)
制作・著作 特定非営利活動法人歴史の町山口を甦らせる会
助成 公益財団法人河川財団・河川整備基金

posted by ほたる工房 at 21:20| デジタルアーカイブ

大内文化の遺産

最新の発掘調査・研究成果をもとに、今に残る「大内文化の遺産」を映像記録し、市民・観光客等の方々にわかりやすく「大内文化」の具体像を伝え、まちづくりの推進、山口の歴史文化の周知に寄与します。

○DVD「大内文化の遺産」シリーズ
室町・戦国時代、「西の京」山口を拠点に栄華を極めた大内氏、花開いた「大内文化」のエッセンスを映像化したシリーズです。

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「大内文化の遺産」ダイジェスト版(動画:11分)(準備中)
 ※画質を落としています。


○販売場所

 山口市菜香亭(山口市天花1-2-7 TEL:083-934-3312)

 長州苑・瑠璃光寺五重塔前店(山口市木町1-6 TEL:083-925-5850)




○収録内容
 
〔大内文化の遺産〕
1.氏寺興隆寺と乗福寺
大内氏の歴代当主が氏寺として崇敬してきた興隆寺について、氏寺としての輝かしい時代を物語る遺品を紹介します。また同じく大内御堀にある乗福寺は、周防国最初の禅宗寺院といわれ、異国風の壮麗な大伽藍でした。
2.中世山口の都市像
大内氏が館をおいた当時の山口はどのような都市だったのか紹介します。
3.歴代当主
弘世から義隆まで、大内氏歴代当主の足跡を辿ります。
4.室町時代と伝統文化の誕生
室町時代は、乱世であるとともに、京都を中心に新しい文化が次々に誕生、今日の伝統文化と呼ばれるものの多くは、この時代に生まれています。大内氏が活躍した室町時代の文化と、その中における大内氏の位置づけについて紹介します。
5.対外交易
華やかな文化を創り上げた大内氏の活動を支えたのは対外貿易でした。大内氏による、中国や朝鮮王朝との交易について紹介します。
6.町衆・中世山口の都市計画
大内氏の時代の町衆や町の様子について、また大内氏による都市計画について紹介します。
7.二月会にみる大内文化
氏寺興隆寺最大のイベント・二月会の様子を絵図などを用いて描きます。

〔大内文化の遺産U〕
1.興隆寺
大内氏の氏寺興隆寺。今となってはその全貌を知ることはできませんが、今なお少しずつ明らかになろうとしている往時の興隆寺について、寺に伝わる梵鐘についての最新の研究成果や、興隆寺旧釈迦堂(現龍福寺本堂)の解体工事などを通して紹介します。
2.乗福寺
大内御堀にある乗福寺は、周防国最初の禅宗寺院といわれ、五山の名僧を歴代住職としました。貴重な文書や朝鮮王朝の影響を示す滴水瓦などを紹介しながら、大内文化における、乗福寺の大きな役割について探ります。
3.雪舟
大内文化における代表的な存在の一人・雪舟。雪舟の芸術を生み育んだ山口での活躍や、その背景の禅宗ネットワークなどに触れながら、山口に残る「雪舟の遺産」を紹介します。

〔大内文化の遺産V〕
1.社寺建築
瑠璃光寺五重塔をはじめとする大内氏の遺した神社・寺院建築は、文化財として山口に多く現存するほか、他地方に移されたものもあります。禅宗寺院建築や京都の影響を受けた建築、山口地方独特の細部の意匠や楼拝殿など、大内氏の建築文化を紹介します。
2.大内文化と京都
京風を山口に移し花開いた大内文化。歴代当主は在京して京文化を吸収し、また公家たちの下向によって、京文化は山口にもたらされました。京都にとって大きな存在だった大内氏、「西の京都」へと発展していった山口について描きます。

〔大内文化の遺産W〕
1.大内氏の仏像
大内氏がつくらせた仏像には、足利将軍家の庇護のもと、京都で活躍した院派仏師によるものが多くみられ、また中国や高麗からの渡来仏への篤い信仰も窺われます。大内氏時代から今に伝わる仏像に込められた「祈りの心」を探ります。
2.大内文化と朝鮮王朝
大内氏は自らを、百済の聖明王の第3王子・琳聖太子の子孫と称しています。朝鮮王朝との活発な交易を展開するなど、そのルーツである朝鮮との関わりのなかで紡がれていった大内氏の歴史を描きます。

〔大内文化の遺産X〕 
大内氏ゆかりの祭り・芸能
神仏への祈願や娯楽として、地域に根ざしてきた伝統行事・民俗芸能。山口県内各地に伝わる大内氏ゆかりの祭り・芸能の「伝承の現在」を紹介します。

〔大内文化の遺産Y〕
1.美術工芸
中国製のブランド品を珍重する「唐物趣味」の時代、対外貿易を盛んに行った大内氏は、その先端にありました。大内氏が所蔵した、将軍家につぐ中国画の莫大なコレクション、「元祖大内塗」、時代を先駆ける美意識などについて、貴重な美術工芸品の映像により紹介します。
2.大内氏館
今の龍福寺の地にあった大内氏館は、池泉庭園や枯山水庭園をもち、別邸だったとされる「築山」と合わせると西日本最大級のものでした。龍福寺解体時の地下発掘調査や出土品整理作業の映像をまじえ、大内氏館の様子・変遷について探ります。
    
posted by ほたる工房 at 20:25| デジタルアーカイブ